第19回
2025/11/14
少子高齢化による人手不足、Z世代・ミレニアル世代の台頭、多様な価値観をもつ従業員の増加・・・。
日本企業を取り巻く人材マネジメントの課題は、これまでになく複雑化しています。
こうした中、改めて注目されているのが「1on1ミーティング」です。
1on1は、上司と部下が定期的に行う個別の対話の時間。
仕事の進捗確認だけでなく、キャリア、悩み、モチベーションなど「心理的なつながり」をつくる場として、企業のエンゲージメント施策の柱となっています。
海外に目を向けると、以下のような調査結果が報告されています。
Googleが社内調査で明らかにした「優れたマネージャーの特性」の上位に、「部下と定期的に1on1を行っている」が挙げられました。
上司と月に1回以上1on1を行っている部下は、そうでない部下に比べて「エンゲージメントスコアが2倍以上」高いという結果が出ています。
頻繁な1on1を受けている従業員は、会社へのエンゲージメントだけでなく「離職率」が低く、生産性も約15〜20%高いというレポートがあります。
1on1の「理想」と「現実」
多くの企業が1on1制度を導入していますが、現場では次のような悩みが聞こえてきます。
・面談の目的が曖昧で、雑談で終わってしまう
・面談結果を記録・活用できていない
・面談が継続しない、準備が手間
・面談のノウハウが属人化してしまう
JOB Scopeでは、こうした課題をテクノロジーの力で解決します。
オンライン・オンサイト、どちらも対応
Zoom等での面談だけでなく、オフィスで録音された面談にも対応。場所を問わず1on1を実施できます。
AIが録音された会話を自動で文字起こしし、重要ポイントを要約。さらに、過去の面談記録も踏まえて面談内容に応じたマネジメントアドバイスも自動提示されます。
ビデオ面談では、表情・音声トーン・言語内容を総合的に解析。面談中の部下の感情変化をスコア化し、隠れた不安や違和感を察知します。
「将来のキャリア」「最近の成功体験」「学びの振り返り」など、豊富なテーマと質問テンプレートがあらかじめ用意されています。マネージャーは手間なく面談を実施可能。
面談で得られた情報は、評価シートやキャリア記録にシームレスに連携。人事評価・報酬・育成計画とも連動可能です。
若手社員の育成
Z世代は「承認欲求」や「意味ある仕事への関心」が高い傾向があります。定期的な1on1を通じて、心理的安全性を保ちつつ個別支援が可能です。
離職リスクの早期把握
感情分析とパルスサーベイを併用すれば、モチベーション低下の兆候を早期に検知し、適切な介入が可能です。
組織カルチャーの浸透
プレイブックによる対話テーマの統一により、マネージャーの面談スキル格差を埋め、部門間の指導方針のばらつきを抑えられます。
1on1面談は、単なる制度ではなく「部下の人生に向き合う時間」です。
それを支えるのが、JOB Scopeの1on1支援機能です。
面談の質が変われば、社員の成長も、組織の成果も変わります。
※JOB Scopeは、デフィデ株式会社の登録商標です。