第21回
2025/11/28
少子高齢化による人材不足、複数世代が混在する職場、リモート時代の働き方多様性など、
この現代社会では、従来型の「一斉育成」ではモチベーション維持が難しくなりつつあります。
その結果、自社に合う仕事に就けているか、成長を実感できているかどうかが組織への定着を左右する重要な要素になっています。
2軸分析により、エンゲージメント状況を4象限に分類。
「動機づけが必要」「注目すべき人材」など対応優先順を見える化し、ターゲット施策を設計できます。企業文化改善や離職防止に寄与する手法として注目されています。
参考:70 Employee Engagement Survey Questions [+ Free Template]|Leapsome
Gallupの調査では、「成長・学びの機会」や「自分のスキルを活かせている実感」が、エンゲージメントと定着率の主要因であるとの知見が出ています。
50+ Research-Backed Employee Engagement Survey Questions (2025à|TeamOut
また、社員の声を定期的に把握し、行動に移すことが組織パフォーマンスの向上につながるとされています。
質問①:業務内容はスキルや経験に合っていますか?
質問②:業務を通じて成長や学びがありますか?
回答を組み合わせて従業員ひとりひとりを象限マップ上にプロット。
第1象限(◎適合 ◎成長)高エンゲージメント
第2象限(×適合 ◎成長)育成対応が有効
第3象限(×適合 ×成長)早期対応要注意
第4象限(◎適合 ×成長)仕事と成長のギャップ確認
定期的に同じ2軸サーベイを実施し、1人ひとりの移動をトラッキング。改善・悪化の兆しを明確にして戦略立案に活かせます。
分布傾向(象限ごとの人数や比率)、平均スコアの変化などを自動で分析。
特に第3象限にいる従業員には、どのようなアクションが効果的かを示すアドバイスも提示します。
人材不足対策として:適性不一致と成長実感の欠如は離職につながりやすく、これを可視化し早期介入できるのは大きな武器です。
世代間の価値観ギャップに対応:若手は自身の成長率やキャリア実感への感度が高く、適性だけでなく学びの機会を重視します。このニーズを2軸で捉えることで、個別施策の精度が向上します。
マネージャーの負荷軽減:短時間・簡易サーベイで傾向把握から対応まで導かれるため、マネージャーが時間的負荷なく有効なアクションを取れます。
初期設定(回答フォーム・頻度設定・権限設定):その以後は自動化
初回サーベイ実施→結果確認と分析レポート
定期チェック(例:月次)による傾向追跡
人事やマネージャー向けアドバイスも各回提示
ケースA: IT企業(50名規模)では、定期チェックによって第3象限の割合減少。離職率年間20%→10%へ改善。
ケースB: 小売業(150名)では、第2象限から第1象限への移行施策により、若手満足度スコアが平均1.2ポイント上昇。
即効性と戦略性を両立する一歩
2問だけの簡潔なサーベイで、「適補」と「成長実感」の両面をリアルに捉え、映像化し、さらにアクションまで導ける――
それがJOB Scopeのコンディションチェック機能です。
部下の本当の状態を把握し、戦略的に定着支援を進めたい企業様へ最適の手段です。
※JOB Scopeは、デフィデ株式会社の登録商標です。