第11回

約82%が「やらされ感」を抱える組織の現実

 

2025/09/19 

 

 

Gallup「State of the Global Workplace 2025」レポートによると、日本を含む東アジア地域の従業員のうち、約82% がエンゲージしていない、もしくは積極的不満を持って働いていると報告されています(出典:Gallup, 2025)。

State of the Global Workplace 2025 Report|Gallup

 

この「やらされ感」は組織に深刻な影響を及ぼします。生産性の低下だけでなく、顧客満足度、収益、さらには社員の健康にまで波及します。特に若手社員(Z世代)は「共感」「意味」を強く求める傾向があり、シニア層は「役割意識」を失うと一気に消極的になります。

 

組織課題の核心は「人の特性の見える化」にある

従来、組織の課題は「採用」「研修」で解決しようとしてきました。しかし、それだけでは根本解決にはなりません。一人ひとりの「強み」「価値観」「行動特性」を可視化し、適切な配置や育成につなげることが鍵となります。

 

 

適職性診断がもたらす3つの革新

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1. 自己理解とモチベーション向上
「自分の強みがわからない」──これは多くの社員が抱える共通課題です。適職性診断を通じて、自分がどんな価値観を持ち、どのような環境で能力を発揮できるのかが明確になります。この結果、自律性が育ち、仕事に対する前向きな姿勢が生まれます。
 
2. 科学的な配置とチーム強化
感覚や経験だけに頼った配置は、ミスマッチを生み出し、離職や低パフォーマンスの原因になります。診断結果を活用した配置により、組織全体の相乗効果を高め、パフォーマンスの最大化が実現できます。
 
3. 離職防止とエンゲージメント向上
Gallup社のデータによれば、「強みが活かされている」と感じる従業員は、離職率が約50%低下すると言われています(出典:Gallup, 2025)。適職性診断はこの感覚を組織全体に広げ、定着率改善に貢献します。

State of the Global Workplace 2025 Report|Gallup

 

 

【事例紹介】A社の挑戦と成果

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A社では、若手の離職率が30%を超え、シニア層は指示待ちの状態でした。診断導入後は、社員の強みを活かした役割配置を実現し、若手の離職率は12%に低下、シニア層の自発的提案は前年比3倍に増加しました。
 
診断の構成
仕事に対する価値観診断
「何を大切にしているか」を明確にし、働き方の軸を形成。
 
行動特性診断
仕事における行動パターンや協働スタイルを把握。
 
コンピテンシー診断
現状のスキルと将来的な成長ポテンシャルを分析。
 
パーソナリティ診断
ストレス耐性や人間関係の特徴など、個性を多角的に評価。
 
これらを統合することで、各人が「最も活きる場所」を科学的に導き出します。

 

 

【人的資本経営】データに基づく経営が未来を変える

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「人」を理解することこそが、最大の競争優位です。人的資本経営が注目される今、感覚や経験に頼った配置や育成ではなく、データに基づく意思決定が必要です。

 

 

【このような課題に悩む企業様へ】

grid-border・Z世代が定着しない
・ベテラン層が指示待ち状態
・配置ミスマッチによる低パフォーマンス
・社員の主体性・提案力が低い
・チームの一体感がない
 
これらを解決する「第一歩」が、JOB Scopeの適職性診断です。

 

【無料デモ診断】今すぐ体験

診断結果の一部を無料で体験できるデモをご用意しました。自社でどのように活用できるのか、ぜひ実感してください。

 

[無料デモ診断を申し込む] コンポーネント 86 – 107

 

 

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著者: JOB Scope編集部
新しい働き方、DX環境下での人的資本経営を実現し、キャリアマネジメント、組織変革、企業強化から経営変革するグローバル標準人事クラウドサービス【JOB Scope】を運営しています。

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