第7回
「神経多様性」が企業の
生産性と創造力の鍵になる
2025/07/25
多くの企業が「ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)」に取り組む中、次なるテーマとして注目されているのが神経多様性(ニューロダイバーシティ)です。
Gallup社の最新レポート「Neurodiverse Workers: Hidden Challenges, Untapped Potential」では、企業が見過ごしてきた脳の多様性に注目し、その活用が新しい競争力になることを提言しています。
Neurodiverse Workers: Hidden Challenges, Untapped Potential | Gallup
神経多様性とは何か?
神経多様性とは、神経系の発達に違いのある人々の特性を「障がい」ではなく「個性」としてとらえる考え方です。
たとえば以下のような状態が含まれます:
・自閉スペクトラム症(ASD)
・注意欠陥・多動性障害(ADHD)
・学習障害(LD、ディスレクシアなど)
Gallupは、これらの人々の多くが高い集中力、創造性、革新的な視点を持っているにもかかわらず、従来の職場では適切に評価されず、エンゲージメントが著しく低いことに警鐘を鳴らしています。
企業が直面する“見えない課題”
Gallupレポートによると、神経多様な従業員は以下のような課題を抱えています。
・定型的なコミュニケーションへの困難
・感覚過敏による職場ストレス
・チームの中での孤立感
・評価制度や育成方法とのミスマッチ
これらの見えにくい課題により、本来の能力が活かされないまま退職に至るケースも少なくありません。
経営層・人事部が取るべきアクション
Gallupは、次のような組織的なアプローチを推奨しています。
・職務環境の柔軟化:静かな作業環境、明確なタスク設計など
・マネジメント研修:神経多様性への理解と適切な支援方法を習得
・包括的な評価制度の見直し:パフォーマンスの多面的評価へ
・心理的安全性の確保:オープンなフィードバックと信頼の文化づくり
デフィデの「生成AIワークバリュースコア分析」でできること
デフィデ株式会社が提供する「生成AIワークバリュースコア分析」は、神経多様な従業員の声もすくい上げ、組織の見えない課題を“可視化”するクラウドサービスです。
対話型AIサーベイで、各従業員に寄り添ったアプローチ
・神経多様性に配慮した質問設計
・職場ストレスや違和感の検知
・エンゲージメントの要因分析(職種・社歴・個人別)
神経多様性を受け入れるだけでなく、“活かす”組織へ。
AIと人間の共創による、新しいエンゲージメント戦略を今こそ。
あなたの組織も変われる
「うちの会社に関係あるだろうか?」とお感じの方も多いでしょう。
しかし、Gallupが示すように、多様性への対応はすべての企業に関わる未来の課題です。
特にリモート・ハイブリッド環境が進む今、一人ひとりの働き方の違いを認識することが、強い組織の基盤になります。
まずは、自社の現状を知ることからはじめてみませんか?
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※生成AIワークバリュー・スコア分析は、デフィデ株式会社の登録商標です。
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